愛すべきTOKYO

上京組の大学生。東京での生活のあれこれをつづっていきます。

ジャニオタ受験生の備忘録

「夏は受験生の天王山である」とはよく言ったもので、最近バイトですっごく受験生から勉強の相談を受けます。

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          先生みのある翔さん

そろそろ本格的に始めないといけないよな…と思いつつも何から始めればいいのか分からないし、進路は全然見えてこないし、本当に大変ですよね……。私も延々と迷ってました。

 

そこで、ジャニオタだった私の受験生活を公開します!!!

最初に書いておきますが、私はまっっっったく「自重」という言葉を知らない人間なので受験期も相変わらず自担の出る番組はチェックし、雑誌は買い、現場にも行きました。

 

とはいえ一応真面目に受験生をしていたので、今進路に悩んでいる受験生のみなさんにとってささやかながら助けになれたらいいなぁ…と思ってます。

 

参考になるかは分かりませんが、「こんな適当なやつが乗り越えられたんなら自分も大丈夫だろう!!」みたいな気持ちになってもらえるとうれしいです。

 

ではここから本題へ。

 

基本情報

高校時代:ド田舎住み。

     高校のレベルは中の上くらい

      (至って普通)

     嵐、Hey!Say!JUMPを掛け持ち

志望校:慶応大学→のちに変更

 

まず志望校なんですがやりたいことが決まらなさすぎて、進路調査の紙にも最初は「慶応大学」と書いていました。

なぜなら、自担の母校だから。*1

 

自担とできるだけ近い目線に立って、彼らが見ている世界を少しでいいから共有したい。それが1番の動機でした。ちなみにこの考え方、どうやら私の根本的な性質らしく大事な選択はだいたいその当時好きだった人の影響を受けてます。今は就活を目の前にして某アニメのキャラクターに憧れ、公務員の仕事を調べだしたので今後も変わらなだろうと。なんて単純な理由なんだよって今考えても思いますが、何も決まってない状態での目標設定としてはあながち間違ってないと思います。最初の目標を極限まで高く設定しておけば、あとで志望校を変更しても対応しやすいので。

実際私もあとで変更しているんですが、もっと近くの大学を最初に志望していたら相当苦労してたと思います…。

 

さて、私が今の学校に出会ったのは高2の夏。慶応のオーキャンに参加するための東京旅行で、「せっかくだから他も見てみよう!交通費もったいないし!!」的なノリで4校くらい見ていた時です。

慶応の模擬授業を受けて校舎も見て、「正直もうここで決めてもいいよな…」と思っていたときに現れたのが、のちに心を砕いて目指すことになる関東の某私立大学でした。

 

実はこっちも、のちにもう1人の自担になる人が通っている学校だったんですが、その時はまだ出会っていないもので。運命って不思議。(そんな大げさなものじゃない)

特になんとも思ってなかった学校でしたが、雰囲気を見てなぜか一瞬で心を奪われたんですよね。なににそこまで惹かれたのかは今でも分からないけど。

 

こうして、私の受験生活は幕を開けました。

 

 

高2・夏~2月

さっき幕を開けたとか書いたけど、この時期はほんとに何もやってませんでした。授業は気持ちちゃんと受けるようになったけど、テスト期間以外は特に勉強しないし、部活と趣味に全力を注いでいましたね。そもそも部活を掛け持ちしていた時点で自由に使える時間があんまりなかったこともあると思いますが。

 

ただ、この時期に私の軸になるもうひとつのグループに出会うんです。

そう、Hey!Say!JUMP。

 

あれは忘れもしない、東京旅行の最中に見た「そして、誰もいなくなった。」第4話のこのシーン。

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それまで「普通にかわいい人だな」くらいにしか思っていなかった伊野尾さんのかっこいい面を目にして、一気に興味を持ちました。その後、みんな1度はぶち当たるであろう「メンバーの名前が覚えられない問題」を無事克服し、掛け持ち人生のスタートを切ったわけです。

9人いると最初のうちは毎回誰かしら言い忘れるんですよね。そのとき1番忘れていた人が今の自担なので、人生何が起こるか分かりません。冬のドームツアーにも行ったし、個人的にはかなり充実した年だった気がします。

 

高2・3月~高3・6月

そろそろ始めないと学力的にやばいと思ったので、塾に通い始めました。受講したのは一般入試で使う国・英・社の3教科。特に世界史は学校に任せていると本番までに範囲が終わらないという崖っぷちカリキュラムだったので、とりあえず先に進めることを意識していました。学校とやってるところが全く違うのでテスト期間は混乱しましたね…。でもやっぱり早い段階でさらっとでも頭に入れておいた方が、あとで苦労しないと思います。

国語と英語はひたすら単語を覚えて、文章に慣れる練習をしました。私は塾の教材以外の一般の参考書は一切買わなかったので、基本学校で使っている教材をそのまま受検勉強に利用していました。国語は新しい古典文法や新明説漢文、英語はDeta Base 4500やUP GRADEとかだったと思います。高校で使っている教材は基礎的なことがしっかりまとまっているので、最初の段階ではかなり役立ちます!!

でもレイアウトとかの好みはもちろんあると思うので、使っているものが合わなかったら潔く買うことをおすすめします。

 

 ちなみに数学・理科についてもしっかりセンターで使う予定だったので、主に公式や基本的な用語を覚えていました。

 

この時期はまだ余裕があったので、ドラマもいつも通り見てましたね。(基本毎日1本は見てた)

この時期はまだ学校の授業も普通だと思うので、基礎固めに気を遣いつつ最後の楽しみを謳歌しておくことをおすすめします。この先はなかなか手放しで楽しめなくなると思うので…。

 

7月~9月

さて、いよいよ受験生の山場・夏休みがやってきました。部活も終わり、みんなのスイッチも入ってくる頃だと思います。この時期からはまとめノートを使って対策を始めました。

間違えやすいところとか覚えにくいところを主にまとめていたんですが、かなりふざけたまとめ方をしていたような気がします。印象に残したもの勝ちみたいなところが割とあるので、とにかく好きなものに強引にでも絡めに行っていた気がします。世界史の年号とかは1番楽で、1103とか924とか1250とかが出てくると「もらった!」って感じでした。(何を)

ついでにノートもメンカラで統一して、最後のページにお気に入りの写真をくっつけてました。苦手な教科には優先的に自担を割り振るシステムで、少しでもやる気になるように…。

 

ちなみに過去問を初めて解いたのもこの時期で、英語の4択問題を全部外すという衝撃的な結果を残してしまいました。適当に選べば当たるって嘘だよ。考えても当たらなかったもの。

運任せはほんとにほんとの最終手段だけにした方がいいです。全部外した人間からのアドバイス

 

とまあ、夏に解いた過去問で全滅していてもまだ先は長いので、いくらでも挽回できます!!!今解けなくても落ち込まなくていいよ!!(ただ、見直しはしっかりしてくださいね)

 

さて、勉強もそれなりにやってはいましたが、ここで最初の試練が訪れます。

 

①夏の風物詩、24時間テレビ

②自担、

 3年ぶりの連ドラ出演

③Hey!Say!JUMP 

 デビュー10周年

 

最初ながら、なんと豪華3本立て。さ~て、来週の○○○さんは~?って声が聞こえてきそうですね。

 

自担のドラマを録画するためにHDDを空け、24時間テレビを録画するためにHDDを空け、10周年効果で増えに増えた出演番組を録画するためにHDDを空け…。編集技術が急上昇したのもたぶんこの頃だったと思います。勉強の休憩中はひたすらレコーダーをいじってました。そんなことしてる場合じゃないのは分かってるけど。

 

ただ、いくらちゃんと勉強してるといっても家族にはなかなか分かってもらえないわけで。受験生だから自重しなさいと度々言われておりました。

そこで考えついたのが、秘策・時間貯金です!!

 

休みの日につい寝過ぎてしまう時間、スマホを触りがちな時間、休憩と称してだらけがちな時間を全部勉強に充てて、できた余裕をドラマを見たりコンサートに行ったりするために使っていました。

  ライブ:準備 2時間   

      移動 4時間

      公演 2.5時間  計8.5時間

 例えばライブなら、この8.5時間分をちょっとずつ積み立てていくイメージ。

総勉強時間は理論上同じになるはずなので、この方法でなんとか交渉してました。(もちろん無駄な時間もライブも両方削ればかなり勉強できるけど、そこは見ないことにしておく)

幸い私の場合はこれである程度理解を得られたのでよかったですが、ライブの場合はもはやプレゼン大会。自分の勉強の進行状況と今後の見通し・計画、ライブに行った場合その時間の補完方法、モチベーション面でのメリットなど、とにかくよく喋る。この熱量を少し他に分けてあげたい。

 

そして複数ある障害の中でも、アニバーサリーイヤー突入が個人的に1番大きかったです。

「せっかく色んな番組に出てるんだから全部見ておきたいし、周年ライブは何があっても行きたい!!」っていう感じだったので…。

その心意気どおり、ちゃっかりアリーナツアーにも行ってます。ここで突如ファンサマシーンと化した自担に遭遇してしまったことが、もしかしたら受験生活1番の思い出かも。めっちゃしっかり自分のファン探してくれてる……!

 

偶然私がいた一角に同担がいなかったこともあり、

「え、今こっち見てくれたよね!?!?」

と半分パニックに。

週明けの学校で一足先に参戦していた友達と語り合ってました。

 

10月〜12月

長かった夏も終わり、いよいよ本格的に対策をしていく時期です。

勉強の方は演習中心で、センター試験対策用問題集や過去問を継続して進めていました。ここでも使っていたのは主に学校で買った教材。

 

試験で出題される問題ってある程度パターンが決まっているので、それさえ把握できれば割と解けるんですよね。下手に色んな参考書に手を出して混乱してしまうことを避けるために、1冊を繰り返して定着させる方法をとっていました。アイドルには一途なので、参考書にも一途にいこうかと。

 

モチベーションを保つためには、受験が終わった後の楽しいことを想像するのが個人的に一番よかった気がします。

「関東ローカルに悩まされることがなくなる…!」

「ライブにもイベントにも行き放題…!」

「絶対ロケ地巡りしよう…!」

などなど。想像してテンション上げるのってオタクの得意分野じゃないですか!?

ここに関しては圧倒的に我々に分があるはず。個人的におすすめします。

 

さて、気になる障害はあったのかというと…

 

ふつうにありました。

 

まず、最大の推しがドラマの主演を張ってたことです。これは見ないわけにはいかないですよね。毎週欠かさずチェックしてましたし、しかもそれが高校を舞台にしていて進路もテーマになっていた作品だったので、色々考えさせられました。奨学金って平たくいったら借金だったんだ…とか。

番宣のための出演番組も全部チェックして、主題歌のCDも買いました。(MVのメイキングまでしっかりその日中に見た)

 

そして、I/O ドームツアー決定。なんとこの日程がセンター試験直前だったんですよね。正直めちゃめちゃ悩んだけど、行かないと一生後悔すると思い、強行突破しました。

 

結論:行ってよかった!!!!!

   ほんとに!!!!!!!!

 

セトリに長らく封印されてた曲が入ってたことも理由のひとつではありますが、何というか、あの空間を構成するもの全部が素敵……!あのとき諦めなくてよかったです。

 

1月~3月

さて、ついに受験シーズンの到来です。

この時期はもう直前の演習⇒復習⇒試験本番の繰り返しだったので、正直あんまり記憶がありません。ひたすら目の前の問題を解いていました。

でもそんななかでもドラマだけはしっかり見てます。(なぜ)

 

応援しているグループのメンバー3人がそれぞれドラマに出ていたので、もちろん全部チェックしました。たださすがに単語帳やまとめノートを見ながらだったので、一応勉強も進めてます。この時期のコメディにはほんとに救われますよ!!!すごくしょうもないんだけど、その楽観さ加減とかいい意味でバカっぽい感じとか。ひび割れだらけの心に水をくれます。

試験が近づくとメンタルが潰れがちになるので、気持ちを保つためにも息抜きできるタイミングは必要だと思います。くれぐれも、行き過ぎないように!!

 

そして受験本番。もちろん何校か受けていたのですが、忘れたくても忘れられない思い出が2つあります。

 

まず1つ目は一番やらかした誤答なんですが、ある日の世界史の試験で火山の名前を答えさせる問題があったんです。資料集とかで見てたはずなのに、まったく思い出せなかったときの絶望感。やばい、なんとか引っ張り出さないと…!と、とにかく火山の名前をひたすら思い出そうとしていました。

そしてようやく思い出した1つの名前が、プロメテウス火山「あれ、どこかで聞いたことあるな…?」「もしかして…?」と思った方、たぶんそれが正解です。そう、あの夢の国の真ん中にある火山ですね。

 

これ、試験中はほんとに思い出せなかったんです。終わって電車に乗って、『マエヲムケ』*2を聞いているときにふと「あれ…?あの火山日本にあるよな…?」と思って、自分のミスに気づきました。大学入試でテーマパークの火山の名前を堂々と書く受験生…。採点担当の教授から笑いを取れた自信だけはあります。

ただそれ以来、『マエヲムケ』を聞くと絶対この出来事を思い出してしまうことが少し悲しいです。

 

そしてもうひとつは、すごく勇気をもらったエピソード。

 

あれは確か、某大学の受験前日でした。

相当なプレッシャーで空腹すら感じないくらいだったとき、なんとなくテレビで小クラを見ていました。そのとき、ほんとに偶然、NEWSの『U R not alone』が聞こえてきたんです。

 

“ ああどうか 力を貸してくれないか

     昨日までの僕よ

  共に乗り越えてきたじゃないか  ”

 

この歌詞がすごく心に刺さって、それまで頭から離れなかった不安やストレスが一気に消えた気がしました。

ちなみにそれまでも「応援ソングプレイリスト」を作って試験前に流していたんですが、歌にこんなにも力をもらったのは、たぶんこの経験が初めてだと思います。案の定分からない問題もたくさんありましたが、全体的には翌日の試験も落ち着いて受けられたと思います。この試験で合格をもらえたのもきっと前日の少クラのおかげですね。

試験自体はこの後も2月半ばまで続きました。

 

そしてついに、私は第1志望の結果が発表された2月末を以て受験生活を終えました。

結果発表の時は人生で一番緊張しましたね。当落も大概ですけど、それを遙かに超えてきます。(当たり前)

 

 

さて、ここまで私の受験生活を振り返ってきたわけですが、たいして実になることは書けていない気がします。

とにかく言いたいのは、

あとで後悔しない道を選んでね!

ってこと。

 

別に趣味を継続することがいいわけでも、制限することがいいわけでもないと思います。自分が一番自信を持って選べる道を進んでいけばいいと思う!!!私は自重しなかったことに対して一切後悔してないです!!!

 

今はひたすら、無理矢理にでも頑張るしかないけど、終わった後にはきっと楽しいことが待ってるので。受験生の方はもう少し頑張ってみてください!!!

 

さいごにひとつだけ、持ち物チェックは徹底的にやってください。私は第1志望の受験当日に時計を忘れ、終わったと思いました。おまけに試験会場がかなり上の階で、受験生は階段以外使用禁止。なんとか間に合ったものの、試験開始5分前に息を切らして入ってきたやつのことを教室にいた全員が「何だこいつ」と思ってたと思います。こんなバカみたいなミスはしないように気をつけてくださいね!

 

以上、ジャニオタ受験生の備忘録でした。

 

*1:嵐・櫻井翔さんは慶應義塾大学経済学部卒業

*2:Hey!Say!JUMP・22枚目のシングル曲

「大卒アイドル」がまた1人増えたはなし。

薮さん、ご卒業おめでとうございます!!!

*半年くらい書きかけで寝かされていた記事を、ようやく公開しました。文章は当時のままです。ごめんなさい。 

 

先日の朝、トレンドに「#薮宏太」「#伊野尾慧」「#髙木雄也」が同時に入っているのに驚いて一瞬で目が覚めました。(先日っていつだろう、もう思い出せない)

 

大卒アイドルがまた1人増えましたね。

おめでとうございます!

 

ちなみに薮さんが卒業した早稲田大学人間科学部通信課程、入学するのは比較的簡単なんですが本気でやらないとなかなか卒業できないんですよね…。

アイドルの仕事をしながら勉強を続けるモチベーションを保つことは決して簡単じゃないはずなので、心から尊敬します。

 

実は私は嵐・櫻井担、Hey!Say!JUMP・薮担かつ伊野尾担なのですが、これで担当全員が大学を卒業したということになりました。(たぶん偶然)

 

 

あんなにキラキラしてて、色んなものを持ってそうなアイドルにも学歴が必要な時代が到来してしまうんでしょうか。THE・一般人の私からしたら、心をひねり潰されてるような感じがしますね。

 

今回は「大卒アイドル」について思うことをつらつら書き留めていこうと思います。

 

 

アイドルに学歴は必要か?

私の持論ですが、

 

学歴=魅力のアップデート

 

になるんじゃないのか????

と思ってます。 

 

以前のブログで「アイドルの魅力は個別性にある」みたいな話をしたんですけど、この「個別性」っていうところに直結するんじゃないかなぁと。

 

過去記事↓

what-ilove.hatenablog.com
what-ilove.hatenablog.com

 

 

 

私たちオタクは放っておいても自ら沼に飛び込んで行ってくれるのでいいかもしれないですが、そうじゃない人たちって何か 目を引くもの がないと見てくれない気がします。

 

そのときに1番使いやすいのがやっぱり学歴なんですよね。(私調べ)

 

「とにかく美声で歌がめっちゃ上手い!!」

「デビューしてないのにCD出すくらいすごい人!!!」

「とにかくスタイルお化けだから!脚2mくらいあるから!!」

 

とかよりも、

 

「この間早稲田卒業した人!!」

 

って言ったときの方がはるかに食いつきがよかったので。

 

ただ、

 

もっと深い魅力を語りたいオタク心理 

        VS

  確実に布教したいオタク心理

 

の争いはいつになっても決着がつきません。

 

学歴は「新規の顧客を呼びこむ」っていうところでは、入り口としてかなり大事な働きをしている気がします。

 

 

大卒アイドルの強み

大学って「より専門性の高い内容を学んで、それを身につける」ところじゃないですか。

実際の大学生がどれくらい達成できているのかはおいといて。(盛大なブーメラン)

 

学歴=ある分野に対する専門性

アイドル=親しみやすい人柄、マルチな才能

 

このふたつがかけ合わさったら無敵なんじゃないか、と最近改めて感じています。

 

少し知識がいる企画でも任せられて、なおかつ堅苦しくならない。

これで、大抵の問題は解決できるのでは??

 

よく「若者の○○離れ」と言われますが、たぶん若者が好きそうなものを使えば解決できると思うんですよね。

根本的には無理だろうけど、興味を惹いて、きっかけをつくるくらいは。

 

それまでニュースに全く興味なんて持ってなかったのに櫻井担になった途端「news zero」を毎週しっかり見るようになったし、何の予備知識もないのに建築とかサッカーの番組も自担が出てれば全部チェックするし、彼らが真剣に or 楽しそうに話している内容を理解したくてネットでめっちゃ調べるし。

このブログを読んでくださってる方なら、対象は違えど似たような経験がおありかと思います。

 

やっぱり「好きな人のことはどこまでも知りたい!」みたいな熱量が1番強いのかな、と。

まったく違うジャンルとか業界との橋渡し役になれるところも長所ですよね。たぶん。

 

 

さいごに

最近ずっと就活のことを考えているので、なんか途中から「新規ビジネスでも考えてるのか?」みたいな内容になってしまったような気がしますが、そんなつもりは微塵もありません。

自担が活躍できるフィールドが増えるのはとにかく喜ばしい限りです。

 

せっかく近くで姿が見られる機会が2回もあったのに跡形もなく消滅してしまったので、いつか届くだろう次の幸せなニュースを心待ちにしています。

 

 

全大卒アイドルのこの先の未来に幸あれ!!!

 

嵐を旅する展覧会 -20年の軌跡- Ⅱ

こんにちは。

ずいぶんと長い間更新が滞っていてしまいました。

すみません…。

 

さて、新型コロナの影響が想像以上に長引いてしまっていますね…。

たくさんの舞台・コンサートが延期になっています。

私も4月の舞台のチケットを取っていたのですが、予定通り開幕できるか怪しくなってきました…。

 

下書きのまま眠っていた記事なのですが、時節柄時間がたくさんできたのでそろそろ公開しようと思います。

 

 

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前回に引き続き、嵐を旅する展覧会の詳細、感想を書いていきます!

 

 

前回記事 ↓

what-ilove.hatenablog.com

 

それではどうぞ!

 

ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけどHAPPY

2002年に公開された映画、「ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけどHAPPY」。

この撮影時期に、岡本健一さんがメンバーに1ヶ月間密着・撮影したフィルムが公開されていました。

15年以上前の写真ということで、みんな今とはずいぶん雰囲気が違う…。

 

個人的に印象に残っているのが、嵐メンバー+岡本さんがそれぞれ1~6までの数字が裏にプリントされたTシャツを着ている写真。普段の嵐さんの写真で5以上(もちろん以下も)の数字を見ることがほとんどないので、通し番号で6まで続いているのがとても新鮮でした。それと同時に、この6人独自の関係性というか空気感が見えるような気がして印象深かったです。

 

他にも撮影の合間に撮ったであろうメンバーのソロショットや、本当に自然でキメすぎていない表情の写真がいっぱいありました。カメラマンさんでもなくメンバーでもなく、「先輩だから」撮れたんだと思います。

 

写真は壁に沿うように一段で掲示されているのですが、入って正面の壁には岡本さんからのメッセージ。“嵐との記憶” というタイトルからはじまり、当時のメンバーの印象が書いてありました。

 

潤:好奇心旺盛で、先輩である自分につきまとう少年

ニノ:ひょうひょうとしているように見えて芯に熱い部分のある、フォークとパンクが同居しているような少年

櫻井:ひたすら勉強していて、誰よりも大学卒業を目指している、尊敬してしまう少年

アイバーソン:少年のようで子ども

大野:頭の中の大自然を自由に歩き回るお爺さん

(全部はメモしきれなかったのでだいたいです…。)

 

先輩の後ろをついていく松本さんに一見やる気のなさそうなニノ、合間に時間をみつけて勉強する翔さん、無邪気な相葉さんにマイペースで自分の世界を持ってる大野さん。

構図がなんとなくイメージできる…笑

 

でもやっぱり、同じ空間にいたからこそ見える部分や感じとれることがあるんだと思います。

アイバーソンの異質さが際立っていたことはいい思い出。

 

この部屋では、メッセージの最後の一文に一番心を奪われました。

 

 

 

彼らの巻きおこす嵐に巻き込まれるのは心地良い。

 

⑤路地裏ギャラリー

入ってすぐ左手にあるのが、数ヶ月前私たちに混乱を巻き起こしたあのミッキーたちの原画。

(一番気に入ってるのは翔さん作の虚無の目をしたミッキー)

左から 相葉、松本、二宮、大野、櫻井 の順でした。

一番右端には “Meet him again soon…” の文字。

たぶん最後のショップのことなのかな…?

 

近くで見ると線の使い方だったり塗りつぶし方だったりがひとりひとり違っていて、やっぱり個性がでるなぁと思いました。

ちなみにイラストの近くにはメンバーのサインもあります。(ファミクラにあるやつではない)

 

入り口正面の壁にあるのはメンバーが主演した映画とのコラボイラスト。

鉄コン筋クリート×ニノ

ハチミツとクローバー×翔さん

花より男子×松潤

バーテンダー×相葉ちゃん

怪物くん×大野さん

 

それぞれの作者さんが描いてくれているイラストで、作品の世界にメンバーが入り込んだようなすごくかわいいイラストでした。

 

その隣の壁にはメンバーが描いた大野さんの肖像画

それぞれ独特の画伯感があって好き。

大野さんの絵がないので、下に各メンバーの作品の模写がありました。

鉛筆で書いた影がペンだけでそっくり再現されていて、やっぱりすごく上手い…。

 

ひっそりと飾られているような雰囲気がまさに路地裏でした。

 

 

⑥20th Anniversary Journey -a beautiful luxury garden party-

⑦旅で手にした宝物/20年間の時間旅行

ひとつのお部屋に3つのコンセプト空間が配置されています。

 

入ってすぐにあるのがホームシアターサイズのスクリーン。

NYでの5×20のグッズ撮影風景が流れていました。

最初と終わりは一応ありますが、途中から見ても全然大丈夫です。

 

みんなめっちゃ楽しそう…!

豪邸を貸し切って撮影したそうで、庭の感じがTHE海外でした。

プールの奥にARASHIパネル立てて撮ってる写真の構図とか特に。

 

映像を見終わって左に進むと、さっき見たNYオフショットが一面に。

そのまま右に進んでいくと、20年分のジャケット撮影、コンサート風景、イベントでのオフショットが飾られています。

展示スペースにおしゃれな棚があったり、お店でポストカード売るときに使うスタンドみたいなもの(伝わるかな)が使われていたり、まるで雑貨屋さんにいるみたいな感覚。

 

デビュー会見、アジアツアー、ハワイ、宮城、ワクワク学校、アラフェス、箱根旅行、ピカ☆ンチ……

20年の時間がつまったスペースです。

 

さらに右に進んでいくと、思い出深いグッズの数々。

翔さんプロデュースの会報で嵐さんが作ったスノードームは5個そろって棚の一番上に。

意外と大きくて下からでもよく見えました。

 

プリントシールはPACIFIC PARK で撮ったものと箱根のものの2種類が。

真ん中に寄ってる感じがかわいい!!

 

その下にはBLASTオープニングで使ったヘリの模型と、こちらも相葉ちゃんプロデュースの会報での箱根旅行で作った絵付け皿が展示されています。

嵐さんが作った世界で1枚しかないお皿が目の前に…。

箱根シリーズはもうひとつ、何かのニュース番組で相葉ちゃんが話してた完全に内輪の展示品。UFOキャッチャーでニノがGETした犬のぬいぐるみです。

こちらも要チェック。

 

目線を上に戻して、プリントシールの右隣にあるのは10周年の時のサイン色紙。

当時はまだFC会員じゃなかった関係で応募すらできなかったので、今回実物を見られて感激。

当たった人にとっては一生の宝物になっただろうなと思います。

 

これで終りかと思いきや、ちょうど最初のスクリーンの裏あたりにあの家族が…。

アクスタ拡大Ver.がいらっしゃいました。

改めてほぼ自分と同じサイズ感で見るとシュールにもほどがあるだろうという感じですが、眺めていると愛着が湧いてくるのが不思議。

 

 

この部屋を抜けると、いよいよメンバープロデュースルームに入っていきます。

途中の通路の壁には一面に5×20の歌詞。

星空のようなデザインの空間に嵐さんの言葉が浮かんでいました。

 

 

 

 

今日はここまで!

続きはまた次の記事で書いていきます。

 

 

嵐を旅する展覧会 -20年の軌跡- Ⅰ

お久しぶりです。

学校の課題やらサークルの練習やらに追われて長らく放置してしまいました…。

ごめんなさい…。

 

少し落ち着いたので、これからまた定期的に更新していこうと思います!

 

 

ARASHI EXHIBITION  “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会

実は9月に当選し、嵐さんの展覧会を見に行ってきました。

(ようやく私の名義が役目を果たし始めてくれていてうれしいです)

 

備忘録として、展示の詳細を残しておこうと思います。

※この先展覧会のネタバレを含みます。ご了承の上お進みください。

 

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会場 

 ソニーミュージック六本木ミュージアム

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注意事項

・館内での撮影・録音は禁止

・携帯電話はカバンの中にしまっておく

・入場時に渡されるグッズ購入券をなくさないように

・時間制限はなし

・メモもOK

 

入場

集合時間別に列が作られ、その時間になり次第本人確認が始まります。

 

デジチケ読み取り→身分証確認の流れで、私が入場した日はひとり1~2分くらいのペースだったと思います。

名前、生年月日、住所は割としっかり確認されました。

 

確認が終わったら隣のスペースに移動して入場を待ちます。

1グループ10人弱くらいで順番に案内されるので少し時間はかかるかも……。

(ちなみに私はひとりで行ったんですが、けっこうひとりで来る方も多かったです)

 

 

では、ここから展示についてのメモを書き起こしていきます!

 

まず、大きな翔さんの足下をくぐり抜けて森みたいな雰囲気の通路へ。

日常→非日常への導入にはすごく効果的な空間だなぁと。

(勉強の思考回路が抜けきってない)

 

途中の看板には嵐さんからのメッセージが。

 

“5人で歩いた20年間を、

  みんなで旅してみたいと思いました。

  晴れた日だけじゃなかった20年、

  でも振り返ればそれは絶景です。

「ARASHI EXHIBITION JOURNEY」

  僕らの旅を、いつだって、

  最高のものにしてくれるみんなに

  ありがとうの気持ちを込めて。

  

                                                嵐 ”

 

この時点で既に泣きそうなわたし。

さすがに泣くには早すぎると思ったので我慢してメモに集中してました。

 

展示エリア 

会場は14個の部屋があり、各部屋にはサブタイトルがついています。

タイトルに合わせた展示品が置かれていて、貴重なものもたくさんあります。

ここからは部屋ごとに紹介していきます。

 

➀ワープスクエア

入場して一番最初に全面スクリーンの部屋に入ります。

真正面のスクリーンに嵐5人が登場し、音声が流れる中デビューからの写真が四方の壁に映し出されます。

 

話している間に嵐さんがちょこまか動く。

消えたと思ったら右にいたり左にいたり後ろにいたり。

どこを向いても嵐がいる!と少し混乱気味で首が痛くなりました。

 

ひととおり紹介が終わったあと、ワープ感のある演出を経て5×20のMV撮影で使われた海岸に到着。

けっこう3D感があるので酔いやすい人は注意した方がいいかもしれません。

(イメージとしてはUSJの「バックトゥザフューチャー」みたいな感じ)

 

たぶん360°カメラで撮影してるので全方向にメンバーがアップで登場。

  正面:櫻井さん 

  左側:二宮さん  

  右側:相葉さん、大野さん  

  入口側:松本さん

とにかく、心臓に悪いくらい近い…。

そして画質がいい…。

完全に同じ空間にいるような気分になれます。

 

あの5人のゆる~い空気感のど真ん中で笑ったり叫んだり。

まさに至上の幸福。(早い)

最初に自担が見やすい位置を陣取っておくことをおすすめします。

 

映像自体は5分くらいで終わり、次の部屋に誘導されます。

ドアの上では嵐さんが手を振ってくれていて離れがたい…。

 

基本的に急かされたりはしないので、後ろが混んできたら移動するようにしていました。

 

②バックステージ定点観察

5×10~5×20それぞれのツアーの楽屋写真が壁一面に掲示されています。

メンバー同士でわちゃわちゃしてる写真はもちろん、トレーニング風景や歯磨き中の写真、開演直前の衣装写真も…

 

自然な表情が多くて見てるだけで幸せ。

上から列ごとに10年分の写真が並んでいるので、それぞれの表情の変化もみどころです!

 

ここでもゆっくり滞在して、次の部屋が空いてきたのをみて移動。

 

③旅する衣装

“嵐を代表する7つのコンサート” で実際に使われた衣装が展示されています。

 

・デビュー時:スケスケ

・5×10:フライングで使ってた白メインのひらひらした感じ

Popcorn:オープニングの原色いっぱいのカラフルなやつ

・Blast in Hawaii:ヘリから降りてきたときの赤い衣装

・Japonism:和風デザインで生地がめっちゃ重ねられてるやつ

・Are you happy?:メンカラがメインのジャケット

・5×20:感謝カンゲキ雨嵐で上から降りてくるときのバラが書いた衣装

 

おなじみスケスケ衣装はもちろん健在。

定期的に話に登場する伝説の衣装の実物をようやく見られました。

近くで見ると意外と生地の質感、つくりがしっかりしてる。デザインも実用的。

適当な(失礼)イメージを持っていたことを反省しました。

 

その上にはアユハピのカラフル衣装。

華やかかつ少しラフさを残した感じでかわいい。

下から見上げる感じだったので、身長が高くない私にとっては見にくいのが悲しい。

少し高めのヒールを履いていった方がいいかもしれないです。

 

視線を下に戻して隣を見るとハワイのオープニング衣装が。

ヘリに乗ってサングラス姿で登場したときの赤い衣装です。

赤×黒の配色が個人的にお気に入りなので、DVD見た時からこの衣装推してました。

5年越しに見ることができるなんて…。

 

反対側の壁も順番に見ていくと、はじめにあるのが5×20のオープニング衣装。

衣装展示の中で一番時間かけて見てました。

赤×黒×バラ…。どうやってもかっこいい。

5×20が “Japonism show”  in ARENA 以来3年ぶりに生で見られたツアーということもあり、思い入れも強かったです。

 

その上にはPopcorn。こちらも原色のバランスがかわいい。

コンサート衣装ってかなり奇抜な色使いをしてるはずなのにきれいにまとまってるんですよね。(さすがに街中を歩いてたら目立ちすぎるだろうけど)

メイン使いの色の切れ目はもちろん、細かい装飾とのバランスや配置を身近に見られるとても素敵な機会です。

 

隣はJaponism。「和」をコンセプトにしていただけあって、着物がモチーフになっているような衣装です。

他とは全体のシルエットも装飾の雰囲気も違って、改めてコンサートの世界観を感じさせられました。

衣装を見るだけでも感じる印象や描くイメージがすごく違ったので、コンサートの空気感を創り出す上で衣装が果たしている役割って想像以上に大きいのかもしれません。

また時間があるときに考えてみようと思います。

 

ひととおり部屋の中を見て次に移動しようとすると、頭上には5×10のフライング衣装が。

ライブさながら、衣装の真下をくぐることができる配置になっています。

下から衣装を見るのは新鮮だったのですが、これが思ったより楽しい!

普段見えないような位置からシルエットをじっくり見られます。

この配置考えた人天才でしょ…。

 

全部の衣装に共通なんですが、デザインやシルエットがひとりひとり微妙に違います。

たぶんそれぞれのメンバーが着て一番映えるように作ってるんだろうな。

衣装の下にメンバーカラーのテープが貼ってあるので、合わせて見ていくとおもしろいです。

そして当然丈も違うので、嵐さんのサイズ感(?)を知るにはすごくいい場!!

並んで立ってるだけで本当に隣にいるようにすら感じられてしまうミラクル空間だと思ってます。

 

*ただ、足下に貼ってあるテープを超えて近づいてしまうとスタッフさんから声をかけられるのでご注意ください

 

 

 

長くなってしまったので、今回はここまでで区切ります。

あと2回くらいは続く気がするので、もう少しお付き合いいただけるとうれしいです!

 

 

 

 

「伊野尾慧」像について考えてみた

伊野尾さん、29歳のお誕生日おめでとうございます!(遅れすぎ)

本当はむににの日当日に上げる予定だったんですが、バタバタしているうちに今日になってしまいました。ごめんなさい。

 

個人的に、彼はすごく頭が良い人だと思っています。勉強的な面はもちろんですが、その場で求められていることや発信すべきことが直感的にわかっているような…。

それがよく表れているのが、ライブでのユニット・ソロコーナーです。

 

と言うことで今回は、過去のコンサートを振り返りながら彼の提供する「伊野尾慧」像について考えていこうと思います!

 

参加ユニット・ソロ曲一覧

Oh!アイドル!

収録アルバム:『smart』 2014年発売

メンバー:伊野尾慧、有岡大貴、岡本圭人

 

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愛追I隊

ユニット名は愛追I隊(あいおいたい)で、メンバー3人の頭文字を使って考えたそうです。ザ・昭和アイドル的な曲調で独特なC&Rもついてます。

 

コンサートでは頭にハチマキを巻いて、マイクに銀テープをつけた衣装で登場します。たくさんのジュニアを従えて花道を全力疾走したと思ったら、後ろのモニターでは他のメンバーたちが法被を着てうちわとペンライトを振っている映像を映す徹底ぶり。

 

思わず笑ってしまうくらい振り切った感じの世界観ではありますが、すごく完成されています。初々しい(?)伊野尾さんが見たい方におすすめです。

 

ペットショップラブモーション

収録アルバム:『JUMPing CAR』 2015年発売

メンバー:伊野尾慧、知念侑李、中島裕翔、髙木雄也

 

伊野尾プロデューサーの力作で、メンバーがそれぞれ動物のコスプレをしてます。

 *担当*  伊野尾→猫 

       知念 →ねずみ

       裕翔 →うさぎ

       雄也 →犬

ちょうど「伊にゃー慧」と言われていたからか、ライブにももれなく取り入れています。(この辺りの時期は、黒髪時代からの振り幅の広さに唖然としていた記憶が)

 

ただひたすらかわいい曲です。耳+しっぽで「チュウ」「にゃあ」「ぴょん」「わん」って鳴いてるメンバーが見られます。

 

今夜貴方を口説きます

収録アルバム:『DEAR.』 2016年発売

メンバー:伊野尾慧、八乙女光

 

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いのひか

毎週土曜日20時5分から放送されているラジオ、「らじらーサタデー」に出演中の2人のユニットです。このラジオの中にモノを擬人化して口説くコーナーがあったので、そのコーナー名がそのまま曲名になりました。歌詞の元ネタはこのラジオです。

 

真っ白な衣装にサングラス姿でなぜかパラパラのような振りを踊る2人。歌詞も相まってなんともシュールな光景になっています。いつものごとく、「カッコイイ路線」には行ってくれません。

 

条件反射

収録アルバム:『SENSE or LOVE』 2018年発売

 

初のソロ曲にして、ようやくおふざけ路線を脱しました。ただ、セクシーを通り越してその先までいってます。曲が解禁された時点で大騒ぎだったんですが、ライブの演出でさらにツイッターが盛り上がりました。

 

ここ数年で伊野尾慧×髙木雄也のコンビ人気は急上昇しました。それを狙ったのか定かではありませんが、距離感・小道具・魅せ方全部ファンが沸くポイントを押さえてます。(個人的には完全に計算してると思ってる)

 

ちなみにこの伝説のソロ曲が入ったDVDが 7/26(水) に発売します!!!

興味のある方、買ってください!!!!

 

 

彼が見せる「伊野尾慧」

伊野尾さんはHey!Say!JUMPメンバーの中でも圧倒的に自己プロデュースが上手いんだと思います。かわいさが推されているときには全力でそれを提供し、コンビの雰囲気が人気になっていればライブはもちろん音楽番組などでも積極的に絡みに行く。

そんな姿を見るたびに、「みんなが求めてるのってこういうことでしょ?」と全部見透かしたような笑顔で微笑まれているような気がする。

 

1番自然でふわふわしているように見えて、実は1番「アイドルの伊野尾慧」であることを意識してるんじゃないか。ときどきそう思います。

これから彼がどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね。

 

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もう20代も最後。これからの1年が素敵なものになりますように。

 

「ジャニーズ」に関する過去記事はこちら↓

 

what-ilove.hatenablog.com

 

 

what-ilove.hatenablog.com

 

アイドルの魅力と可能性ーなぜ私たちはジャニーズを選ぶのか?【可能性編】

こんにちは。

 

前回はジャニーズの持つ魅力について書いたのですが、思った以上にたくさんの方が読んでくださったようで…。本当にありがとうございます。

この記事を書くにあたって構成を変えた関係で、大幅にリライトしました。

そちらも合わせて見ていただけるとうれしいです。

 

今回は【可能性編】です。

ジャニーズが成功し、その勢いを継続し続けることができているのはどうしてか?

そんな疑問について、彼らの特徴とマネジメントに注目しながら考えていこうと思います。

 

(【魅力編】はこちら↓)

what-ilove.hatenablog.com

 それではどうぞ!

 

 

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①幅広い入り口

魅力編①でも触れましたが、ジャニーズにはさまざまなタイプのタレントさんが所属しています。教養がある人、演技が上手い人、楽器演奏技術が高い人、バラエティで場を盛り上げるのが得意な人、演出やプロデュースの才能がある人…などなど。

顔立ちはもちろん、内面もそれぞれにちがった個性や強みがあります。

 

彼らは自分の得意な分野を生かせるフィールドで活躍しています。そのため、必然的にジャンルの異なるさまざまな番組で「ジャニーズ」という名前を聞くことに繋がっていきます。

 

出演する番組の幅が広いということは、それだけ幅広い方にジャニーズを知ってもらえる機会が増えるということです。

普段バラエティ番組は見ないけど、ニュースやスポーツ中継なら見るという人。

映画やドラマを観なくても、舞台は好きだという人。

そんな人たちにも、そのフィールドで活躍するメンバーを通してジャニーズを知り、興味を持ってもらえる可能性があります。

もしかしたらそれをきっかけに、他のメンバーについても知ってもらえるかもしれません。

例えばスポーツが好きな人ならKATーTUNの亀梨くんやNEWSの手越くん、朝や夜のニュースをよく見る人なら嵐の櫻井くんやHey!Say!JUMPの伊野尾くんが入り口になります。

 

入り口をたくさん用意しておくことで、ターゲットの幅が広がり新規の顧客層を開拓しやすくなります。話題になる可能性も増えるので、メンバーが所属するグループ全体の知名度の向上も望むことができます。

 

また、もうひとつの利点として「ジャニーズである」ことを知らない状態でファンになってくれる人が増えることが挙げられます。

これは実際に感じたことでもあるんですが、どうしても「アイドル」だということだけで敬遠してしまう人がまだまだ多いような気がします。

 

1度知ってしまえば、彼らは決して甘やかされているのではなく、努力を積み重ねて様々なスキルを身につけていることがわかります。

しかし、どうしてもイメージが先行し「アイドルだから」というフィルターがかけられてしまうことがあります。

その場合に、「ジャニーズだと思われない」ことはとても重要になってきます。

 

例えば、Hey!Say!JUMPの中島裕翔くん。彼はドラマ『半沢直樹』に出演していましたが、観ていた人の多くは彼がジャニーズだと知りませんでした。

放送後、「あの演技上手い子ジャニーズだったんだ!」「ジャニーズってあんまり演技上手いイメージなかったから意外だった!」という声が多く聞かれました。

人が無意識にかけてしまうフィルターは、物事の評価に大きく影響します。最初から彼がジャニーズだと知っていたら、もしかしたら反応は少し違っていたかもしれません。

 

このように、個々のメンバーが様々な場面で活躍できる環境がより多くのファンを獲得し応援してもらえることにつながります。

 

 

②縦と横のつながり

ジャニーズでは、先輩と後輩が一緒に出演することがよくあります。それはバラエティに限らず、ドラマやイベントの場合もあります。

では、先輩と後輩が共演することにはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

後輩から見て先輩グループは当然活動年数が長いので、その分知名度も高い場合が多いです。特に結成して日が浅いとアイドルとしてのスキルも知名度も彼らには遠く及びません。

先輩と一緒に仕事をすることで、仕事について多くを学ぶと同時にファンの方に自分たちのグループを知ってもらうことができます。

 

彼らは後輩メンバーのことをよく知っています。

だからこそ、それぞれのアピールポイントを上手く引き出してくれます。

 

個人的に特に印象的だったのが、2015年に開催された「嵐のワクワク学校2015~日本がもっと楽しくなる四季の授業~」です。この年はHey!Say!JUMPが生徒として出演しました。

この公演をきっかけにJUMPに興味を持ったという嵐ファンの方も多く、そのままファンクラブに入会した人も一定数いました。

JUMPにとってはグループやメンバーのことをたくさんの方に知ってもらい、新たなファンを獲得することができる貴重な場のひとつだったと思います。

 

他グループとの共演を増やすことでジャニーズ内でのファン層の流動性を高めることができます。好みは時とともに変わるので、同じ人がずっと同じグループを応援し続けてくれるとは限りません。

その点、ジャニーズでは積極的に新しい選択肢が提示されます。

好みの変化に対応できるシステムが確立されているため、継続して所属グループ全体を見てもらうことにつながっていきます。

 

「他グループとの共演」という点から見ると、彼らのグループを超えた関係を見られることもメリットのひとつです。

 

たとえば、NEWS・増田くんとKAT-TUN中丸くんは同期でよく遊びに行ったりするらしく、ときどきお互いの番組にゲスト出演しています。

Kis-My-Ft2の北山くんとHey!Say!JUMPの薮くんはジュニア時代から仲がよく、至るところでそのエピソードが話されています。

同じくHey!Say!JUMPの知念くんは嵐の大野くんに憧れてジャニーズに入ることを決めた、という話も有名です。

 

他グループとの共演を通じてメンバーの新たな一面を発見し、「もっと知りたい」と思わせることもできるんです。

 

 

③セルフプロモーション

ジャニーズには現在約15のグループが所属しています。その全てが一定の人気を獲得している背景には、彼ら自身によるセルフプロモーションがあります。

 

アイドルは差別化の世界です。同じようなグループがたくさんあってもファンを増やすことはできません。

彼らは各自でプロモーションを行い、選んでもらうために努力をしています。

多くのグループから自分たちを選んでもらい、かつメンバーの中から自分を選んでもらう。そのためにはまず舞台とするフィールドを選ばなければなりません。

 

TOKIOは本格的なバンド活動を通して男性ファンを、一方Hey!Say!JUMPは「かわいい」を発信して若い女性ファンを増やしてきました。もちろんグループとしての年数や雰囲気によってターゲットは変化します。

今誰にどんなことを求められているのか。

それをもとに、彼らはファンにどんな部分を見せるかを考えていきます。

 

こうしてマーケティングの基礎である「差別化」を達成することができます。

 

同じことは個人単位でもいえます。

今や彼らは出演者としてコンサートの舞台に立つのにとどまらず様々なフィールドに進出しています。

ニュースキャスター、俳優、作家、声優、イラストレーターといった表舞台の仕事のほか衣装・グッズデザイン、ライブ演出考案など裏方としての仕事も行っています。

1人が新たな市場に参入することで、後に続く後輩たちにとっての選択肢も増えます。

こうして、ジャニーズは活躍の場を広げてきました。

 

成功の背景には彼ら自身が得意なことや好きなことを武器にできる環境が整っている、という条件があるのかもしれません。

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④時代に沿って進化し続ける姿

ジャニーズのグループの大きな仕事のひとつ、それがコンサートです。私は、ジャニーズのコンサートは他のアーティストに比べ、とても特殊な空間だと思います。

多くのグループはステージ上はもちろん、客席や天井空間までも演出の一部として利用します。彼らのコンサートでは、会場となるアリーナやドーム全体がひとつの広大なエンターテイメント空間に変化します。

音楽を聴かせることはもちろん、視覚的にも体感的にも楽しめるような空間。それを提供してくれます。

 

特に、最新技術を駆使した演出が数多く取り入れられている点は大きな魅力のひとつです。メンバーを乗せた状態で前方のメインステージから後方に移動するムービングステージは、今やジャニーズのコンサートでの定番演出となりました。しかし、まだまだ驚いてしまうような演出はたくさんあります。ここではその一部を紹介していきたいと思います。

・ペンライト自動制御

・バルーンを使った空中パフォーマンス

セグウェイやバイクの利用

・筋電:筋肉の動きで音楽を演奏する技術

・11パーツがそれぞれ独立して動くステージ

・屋外ステージでのフライング

・マンション型のセット構成(ジュニアマンション)

・ヘリコプターでの登場

などなど、今思いつくだけでもこれだけあります。

 

上記はコンサート全体として利用されているものが多いですが、個人でみても様々な演出を行っています。楽器演奏、タップダンス、無音ダンス、アクロバット、映像に合わせたパフォーマンス…。

彼らが作っている空間は「コンサート」というより「ショー」という方がふさわしいのかもしれません。

 

ジャニーズのコンサートでは絶えず新しいものが取り入れられ、それを私たちに提供してくれます。どこから見ても魅力的な空間が作られているから、何度でも足を運びたくなるんだと思います。

 

 

⑤グループひとつひとつが持つ物語

ジャニーズのアイドルは基本グループ単位で活動しています。そしてそのグループはそれぞれ違った歩み方をしてきました。

常に順調で苦労を全くしていない、そんなグループはありません。たくさんの壁にぶつかって、それをひとつずつ乗り越えて、今彼らはこの場所にいます。

 

 

あるグループはデビューから数年、なかなか結果を出せず苦しい時期を過ごしてきました。後輩グループの方が人気が出たり、コンサート会場の座席が埋まらなかったり。思うようにいかない状況に焦りもあったと思います。

でも彼らはただひたむきに、前に進み続けてきました。

そして今年20周年を迎え、今や「国民的アイドルグループ」の看板を背負って立つ、ジャニーズを代表するグループに成長しました。

 

またあるグループは9人でデビューしました。しかしメンバーが相次いで脱退。数年後には当初の人気を牽引していたメンバー2人もグループを去りました。

気づけば人数はデビュー当時に比べると半分以下、4人になっていました。

しかし彼らが諦めることはありませんでした。4人のメンバーで新たに出発し直すことを決めたのです。今ではメンバーそれぞれがキャラクターを確立し、新たなフィールドで活躍しています。

 

今紹介したのは、ほんの一例で、まだまだ話すべきエピソードや深掘りできる部分がたくさんあります。そしてそれは、彼らが歩んできた道そのものです。

決して模倣することのできない軌跡はメンバーの人生が交差することで生まれ、より多角的で重層的なストーリーを中に見ることができるようになります。

彼らを知っていけばいくほど、知ろうとすればするほど深みにはまっていく理由はここにあるんじゃないでしょうか。

 

さいごに 

2回にわたってジャニーズについて書いてきました。私が1番伝えたいのは、彼らは「アイドル」という言葉で表すより先に1人のプロフェッショナルだということです。

 

私は、彼らの仕事に対する姿勢や想いを1人の人間として尊敬しています。

もちろん、すべてを知っているわけではありません。もっと前から彼らのことを見守り続けてきた方もたくさんいると思います。

 

これまでを知らないぶん、これからを見たい。そう思ったとき、私のジャニヲタ人生が始まった気がします。

そして彼らがアイドルで在り続ける限り、これからもファンでい続けようと思います。

 

 

最後に、本日発売した嵐のベルトアルバム収録曲、『5×20』の歌詞を引用します。

 

“ 本気で泣いて   本気で笑って           ”

  本気で悩んで   本気で生きたから

  ぼくらはここに立つ。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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アイドルの魅力と可能性ー私たちはなぜジャニーズを選ぶのか?【魅力編】

ジャニーズ。

芸能ネタに興味がない人でも、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?

このブログを書いているねこやなぎも、かれこれ10年ほど彼らを追い続けています。

(ちなみに嵐・Hey!Say!JUMPはファンクラブ会員です)

 

しかし…

ファンでない人の中には、まだまだジャニーズ(=アイドル)に対して「なにが魅力的かよく分からない」と感じている方が多いような気がしています。

 

そこでここでは、私のこれまでのジャニヲタ人生を振り返りつつ、ジャニーズの魅力と可能性について考えていきたいと思います。

第一弾は【魅力編】です。

*構成を変更しました(6/25)

 

 

 

そもそも、ジャニーズってなに?

ジャニーズ事務所に所属するタレントの総称です。TOKIOや嵐といったグループで活動している方はもちろん、生田斗真さんや風間俊介さんのように主に俳優業に力を入れている方もいます。アイドル業に注目すると、グループもしくはソロとしてメジャーデビューしている方を「デビュー組」、まだデビューしていない方を「ジャニーズJr.」とまとめて呼ぶこともあります。

 

ジャニーズの魅力って何だろう?

①ビジュアル

ジャニーズと聞いて1番に思い浮かぶのは、やっぱり「ビジュアル」だと思います。

ドラマやバラエティを見ていて「この人めっちゃかっこいい!!」と思って調べてみたらジャニーズだった。

そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?

かくいうねこやなぎも、最初の入り口は花男の道明寺でした。

参考に何枚か画像を置いておきます。

 

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TOKIO松岡昌宏

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嵐・櫻井翔

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関ジャニ∞錦戸亮

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Hey!Say!JUMP・山田涼介

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Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔

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ジャニーズWEST小瀧望

みんな綺麗ですね…。総じて顔面偏差値が高いです。

顔立ちの好みは人それぞれ違いますが、ジャニーズにはその違いをカバーできるだけの数のタレントさんが所属しています。

「美青年」「中性的」「ワイルド」「王子様」「素朴」…。

どのワードを出されてもぴったりの人を紹介できるくらい選択肢が多いです。

 

紹介した写真を見て「いいな!」と思った方!

ぜひ彼らの名前を検索してみてください!!

 

②成長を追える見せ方

ジャニーズではたいていの場合、デビューする前に「ジャニーズJr.(以下ジュニア)」として活動する期間が設けられています。

ジュニアの間は「ユニット」と呼ばれるグループを組んで活動することもあります。

この期間は主に先輩のコンサートのバックについたり、テレビ出演・単独コンサートを通じてアイドルとしてのスキルを高めていきます。

また、ジュニアにもデビュー組でいう「ファンクラブ」の役割を担う「情報局」というシステムがあります。

 

こうすることで、デビュー前=つまりまだ卵の状態から、羽化し羽ばたくまでの過程を一緒に追うことができます。

 

しかし、アイドルの世界は過酷です。

オーディションを勝ち抜き事務所に所属することができたとしても、全員がデビューできるとは限りません。

途中でやめてしまうメンバーもいますし、人気だったユニットが解散してしまうこともあります。

 

過去にYa-Ya-yahというユニットがありました。アニメ・忍たま乱太郎の主題歌『勇気100%』を歌っていたこともあるグループです。彼らはジュニアとしては異例なほどの人気を誇り、CDも発売しました。ジャニーズJr.の一時代を築いたともいわれています。

しかし、彼らがそのままデビューすることはありませんでした。

ユニットは解散し、一部のメンバーが別のグループとしてデビューしたのです。

 

ジュニアとしてどれだけ人気があっても、未来はどうなるかわかりません。

その現実を共に見てきたからこそ、今舞台に立っている彼らへの思いが特別なものになっていくんです。

 

参考:Ya-Ya-yah『勇気100%』↓

ya-ya-yah 勇気100% - YouTube

 

③メンバーという関係

「誰が転んでも全員の問題。誰が成功しても全員の成功。だから、運命共同体かな。でも、9人が寄りかかるんじゃなくて、支え合う関係でいたい。メンバーひとりひとりが、誰かのかけがえのない存在になっていたいから」-----薮宏太 (Myojo 2017,7)

「すごい子どものころからいっしょにいて、幼なじみみたいな感覚もあるけど、グループというひとつの家族のような関係でもあり、仕事中は仲間であり、ライバルでもある。(中略)メンバーのことを想う気持ちって、家族への想いとも、友だちへの想いともちがって。それこそ、今まで感じたことのない感情や感覚、ふつうだったら感じない感情を抱かせてくれる関係性の人たち」-----伊野尾慧(Myojo 2017.9)

 

これはHey!Say!JUMPデビュー10周年の際に、Myojoで特集された10000字インタビューの一部です。

ここに、ジャニーズにおけるメンバー間の関係性を少しですが垣間見ることができるような気がします。

 

ジャニーズの平均入所年齢は10歳〜15歳ほどで、早い人では小学生の時からアイドルとしての人生をスタートしています。

今のメンバーは、その時からずっと共に戦ってきた仲間であり、勝負しなければならないライバルでもあった存在です。

舞台に立つ以上、そしてそれを目指す以上、妥協は許されません。

 

また、デビューに正規ルートはありません。
当然グループが生まれた当時、彼らの関係性は今のものとは違っていたはずです。
あくまでもライバルだったのか、それともそれ以上に大切な1人の友人だったのか。
もしかしたら話したこともなかったメンバーがいたかもしれない。
それでも、「ずっとデビューを目指して頑張ってきた」という共通項があります。

 

余談ですが、ねこやなぎは過去に1度だけミュージカルの舞台に立ったことがあります。

数時間の、たったひとつの舞台を創り出すためだけにその何倍もの時間を費やす。

すべては「私たちの空間を見に来てくださる方に最高のものを提供する」ためです。

そんな世界を選び、生き続ける方の熱意に圧倒されました。

 

彼らはきっと、自身の自由をこの世界に捧げてきました。

つらいこと、苦しいこと、悲しいこともたくさんあったと思います。

そんなときに支えてくれるのも、超えた先にある他では決して味わえないような幸福感を分かち合えるのも、同じ目標をもつジュニアたちであり今のメンバーだったのではないでしょうか。

 

 

0から始まったグループは、ともに仕事を重ね困難を乗り越えていきます。

そしてその中で少しずつ、唯一無二の色が創り出されます。

 

この色こそ、彼らの持つ大きな魅力のひとつだと思います。

 

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④芯の強さ

上でも少し触れましたが、彼らは幼い頃からアイドルとして生きてきました。

デビューも中学生・高校生の時期が多いです。

まだ10代半ば、ほかに選べる選択肢もたくさんあったはず。

にもかかわらず、彼らはあえてこの過酷な世界で生きることを決めました。

 

芸能界は特殊です。

詳しいところはわかりませんが、インターネットやSNSを見ていると彼らに完全な自由などないんじゃないか、という気がしてきます。決して匿名になれない環境では、すべてを自らの身をもって受け止めないといけません。特にアイドルはターゲットにされやすい存在です。

 

私はそんな生活には無縁なので、彼らの実際の感情を推測することすらできません。

でもそんな事情もすべて含めて今後の人生を大きく変えることになる決断を、この若さで引き受ける覚悟がある人は少ないと思います。

他の誰よりも自分自身に向き合い、決断し続けてきた経験。

それが彼らの強さになり、こんなにも人を惹きつける魅力に変わるんじゃないか。

そう思っています。

 

⑤夢を見せてくれる存在

色々と書いてきましたが、やっぱり最大の魅力はここにあると思います。

テレビ、ラジオ、雑誌、舞台、そしてコンサート。彼らの仕事はすべて日常の外にあり、「娯楽」のメディアを通して私たちの元に届きます。

そこはまさに非日常=夢を見ることができる場所です。

 

「アイドルを追いかけることにどんな意味があるのか?」

 

たまにそう聞かれることがあります。

つい納得してもらえる答えを探しがちですが、もしかしたら重要な意味なんてないのかもしれません。

ただ、毎日の生活を少しだけ鮮やかに彩ってくれる姿を見るだけで笑顔になれる。そんな存在がいてくれること自体が、何にも代えがたい幸せのような気がします。

 

現実的なことを言ってしまえば、確かにファンにとっての娯楽のすべてが彼らにとっては仕事です。私たちが見ている彼らは虚像にすぎない可能性もあります。

でも、彼ら自身がアイドルであり続けることを選び、夢を見せようとしてくれているのなら私は喜んでそれを受け取り続けます。

 

今見せてくれる姿、届けてくれる言葉。

それは紛れもなく彼ら自身が目指していたもので、過去に抱いていた夢が現実になった証だと思うから。

 

 

 

長々と書いてしまいましたが、この記事を通して少しでもジャニーズに興味を持って頂けていたらうれしいです。

 

次回は【可能性編】です。

ジャニーズが成功し、今日まで発展し続けてこられた理由を少しビジネス的に考えていこうと思います。もちろん各グループ・メンバーについても触れていくつもりです。

 

お付き合いくださり、ありがとうございました!

 

 

↓可能性編はこちら

what-ilove.hatenablog.com