みなさんこんにちは。
以前書いた受験備忘録、想像以上にたくさんの方に読んでいただけたようでとてもうれしいです…!(たまに自分で読み返して当時の気持ちを思い出したりもしているので、半分の自分のための記事みたいなものなんですが)
実は他のジャニオタさんたちのブログを読んでいて、受験記と同じくらい個人的に気に入っているのが就活体験記なんです。
いつか自分でも書いてみたいな…と思っていたのですが、社会人生活にも慣れてきたのでそろそろ公開してみようかと思います。
参考になるような内容はほとんどないかと思いますが、読んでいただけるとうれしいです!
基本情報
大学:東京の某私大(自担の後輩になりたくて入った)/メディア系専攻
担当:相変わらず嵐・Hey!Say!JUMPを掛け持ち
志望分野:メディア関係→のちに変更
まず受験記には書いていなかった大学での専門について。
私はジャニーズに出会う前からエンタメそのものが好きで、四六時中テレビを見て過ごしている子どもでした。毎日1本はドラマを見てたし、映画館にもよく行ってた記憶があります。
ふつうの日常では絶対に体験できないような経験ができて、知ることのできなかった感情を知ることができる。そんなエンタメの力に魅入られて、「自分もそんな体験を提供できる存在になりたい」と思ったのがきっかけで、漠然とメディア関連の仕事を目指していました。
そんな感じなので、大学では比較的自由に研究テーマが選べるゼミに所属し、CMとかMVとかライブ映像の研究をしていました。ちなみに同じゼミの友達は某GのライブでのC&Rについてレポート書いてましたね。自由なゼミでよかったです。
当然就活でも最初は映像制作会社や音楽レーベルを見てたんですが、これはのちのち二転三転し、今は当初の予定とまったく関係ない職種で働いています。
と、前置きはこれくらいにしてさっそく本題に入ろうと思います。どうぞ!!
3年春
特に何の対策もしていませんでしたが、万一民間企業への就職意欲をなくしたときのために公務員試験の対策をはじめました。
ちなみに当時考えていた公務員のメリットはこんな感じ。
・カレンダー通りの休みが取れる→気兼ねなく現場に行ける
・圧倒的に安定している→遠征や各種必要経費の支出計画が立てやすい
・基本的に遠方への異動がない→参戦その他に便利な場所を選んで受験できる
・福利厚生がしっかりしている→権利をしっかり行使できる
まあ見事に現場のことしか考えていませんが、オタクを続けるにはこれ以上ないくらいいい条件だったことも確かでした。
そんなこんなで勉強を開始し、のんびり参考書を開く日々がはじまりました。
とはいえまだメディアへの志望度もそれなりにあったので、あくまで保険のつもりだったのですが…。のちのちこの保険に救われることになるとは、まだ私も知りませんでした。
3年夏
時はコロナまっただなか。春に行けるはずだったジョセフの舞台チケットを泣く泣く諭吉に替え、次の対面ライブの開催時期も見えない中過去の円盤をひたすら振り返っていました。
ただ配信ライブ(Happy Live)があったので、それにはとっても救われた…。
この時期はインターンが少しずつ始まるので、周りも就活モードに切り替わる人が出てきます。特にメディア系はもともとの選考時期が他業種に比べて圧倒的に早いので、本命の場合はここまでにしっかり対策をしておかないと詰みます。ソースはわたし。
まあどのインターン選考にも通らず、手帳の予定が増えることはほぼありませんでした。
ただ、選考の時期を知っていてなぜ対策しておかなかったのかというと、ちょっとメディアへの志望度が落ち始めていたという事情があったからなんですよね。
それを説明するために、少しだけテレビが抱える課題についてお話しさせてください。興味がなかったら飛ばしてね!!
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テレビの産業構造を考えれば当然なんですが、視聴無料の民放ではスポンサー収入と最近では有料配信サイトからの収益が財源になるわけです。そうなると、当然見られる番組を作らないといけないわけで、その指標は「視聴率」になってしまいます。
そしてその時重視されるのが「世帯視聴率」。個人ではなく、世帯を単位とした視聴率です。さあ、今の時代、若者世代と高齢者世代はどちらが多いでしょう?どちらの世帯が割合的に多数を占めるでしょう?
当然高齢者世帯ですよね。つまり視聴率を取るためには、「若者よりももっと上の世代にウケる番組」「マイナスな意見が出ない、安定した番組」をつくる方が早いし確実なんです。
ここで記載した内容は当時講義の講師を担当されていたテレビ局の方に聞いた内容です。
(ただ当時は上記のような状況だったのですが、幸か不幸かこのあと動画配信サービス等の新しいメディアの台頭により、新たなエンタメ時代を迎えることになります。
今となっては視聴率ももちろんですが、見逃し配信の再生回数や各種SNSでの反響が新しい「指標」として採用されているのではないかと思います。露出を増やしたいならば、数字を取らないといけない点は相変わらず変わっていませんが…。
今就活をするなら、全く違う道をえらんでいたかもしれないなと思います。)
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というわけで、この産業構造上自分が幼いときに心をつかまれたような番組を作るのは難しいんじゃないか、もう当時憧れた世界ではなくなってしまったんじゃないか、と感じてメディアを目指すことをやめました。
さて、目標が突如消滅してしまったわたし。志望度がなくなったからといってすぐ他の業種を見る気にもなれず、しばらくふらふらしていました。
*就活記録
セミナー(テレビ局) 2社
説明会(他業種) 5~6社
3年秋
情勢は相変わらずでしたが、11月にアラフェスの配信がありました。
その他現場はなし。この期間でストックしてるDVDはほぼ全部見た気がします。(危機感がない)
この頃からオファー型就活アプリをインストールして説明会に行ったり面談をしたりしていたんですが、今振り返ってみるとほんっっっとに時間の無駄。
もちろんしっかりした企業もありましたが、人手不足なのか採用ノウハウの欠如なのか、対応に真剣さが感じられないところや雑なところがめちゃめちゃ多かったです。
一応こっちも貴方たちのために時間割いてるんですけど???
みたいな。
散々メールを送りつけておいて冬前に「やっぱり今年は採用なしにします」と言い出すところや、電話の折り返しを永遠にしてこないところ、断ってるのに悪徳セールス並みに電話をかけて面接に参加させようとしてくるところ…。
ちゃんとフィードバック機能使ってアプリ側に報告はしましたが反映されているかはわからないので、もし使うのであれば、違和感を感じたら即刻切り捨てて次に進むのをおすすめします。そんなに時間に余裕もないと思うので…。
就活は企業の普段見えないところが露呈する機会なので、非常に今後の消費生活の参考になりました。
*就活記録
説明会 5~6社
面談 2〜3社
3年冬
年末はサークルでのイベントや個人的な予定が多くて、あまり説明会等には積極的には参加していませんでした。当初の目標をなくしてからというもの、自分がどんな仕事をしたいかがわからなくなってしまったことも大きな要因だったと思います。
ただ、そんな中でも迫ってくるのがアイドル・嵐活動休止までのタイムリミット。
「推しは推せるときに推せ」というオタクの合言葉の意味を改めて実感する中で、最も推しに貢献できる生き方とは何か?を考えるようになりました。
そしてたどり着いた答えが、常に正規の消費者でいることでした。
残念ながら、あらゆるコンテンツは売上至上主義です。コンテンツを生かすにはそれを支える消費者がいないといけない。それなら、自分が正規の消費者であり続けることは推しを1番強く支えることなのかもしれない、と。
円盤を買い、グッズを買い、視聴率に貢献し、ライブに参戦し(遠征込み)、推しに対するプラスのリアクションを発信し続ける…。
そんな在り方が、推しにとっても自分の人生にとっても1番いいのかもしれないと感じるようになり、それが叶う働き方ができる場所を探し始めました。
ここで、保険として視野に入れていた公務員関連の仕事が選択肢に入ってくることになります。
結局この後は公益に関わる仕事に絞って就活を続けたのですが、この決断に至るにはもうひとつ大きな背景がありました。
それが、「誰かの人生を照らすことができる人がこれからも輝き続ける国であり続けてほしい、そして願わくば自分の仕事がその一助となりたい」という思いです。
コロナ禍をきっかけに医療従事者のみなさまをはじめとしたエッセンシャルワーカーの存在がフィーチャーされましたが、社会にはその基盤を支える人たちがたくさんいて、そんな人々がいるからこそ物質的にも精神的にも豊かな生活を送ることができているのだということに改めて気づきました。その豊かさには当然、かつて焦がれたエンタメ業界が創り出すモノやコトも含まれています。
それまでの当たり前が壊されてしまったあの年、先がどうなるか全く予測できない状況を経験したことで、推したちが輝くことができる社会を守る仕事、0を0のままにしておく仕事の尊さを改めて感じました。
ここから公務員試験に目標を切り替え、大学受験以来約3年振りに本格的な勉強生活が始まりました。
*就活記録
説明会 5~6社
本選考 6社
試験勉強(比重高め)
4年春
公務員試験はどんなに早くても4年になってから始まります。ただ機関によってはインターンや説明会がその前にあったりするので、興味のある機関の情報は積極的に集めに行くようにしていました。
最初の試験が4月にあって、結局7月まで定期的に色んな場所に受けに行っていた記憶があります。
公務員試験の科目数はかなり多いですが、個人的には色んな知識を追加で身につけることができて楽しかったです。法律系の科目とかは特に、普通に日常生活でも役立てられそうで。あと高校までの勉強が割と好きだった人間なので、学校のカリキュラムの都合で受けられなかった理科・社会の科目を改めて勉強できたのもよかった…。
どの機関でも基本は一次で筆記試験をやって、その合格者が面接に進む流れでした。面接対策って何やっていいか分からないですよね…。今でこそAI相手に模擬面接の練習ができますが、当時はまだ技術が発展途上だったのであまり活用できませんでした。
ただ色々試した中でのおすすめがひとつあります!それがセルフ10000字インタビュー。
某雑誌風に自分で自分にインタビューして、それを書き起こしていくスタイルで自己分析を進めていく方法です。
やっぱり言語化(特に会話形式)って大事で、話していくうちに曖昧だった感情が輪郭をもって見えてきたりするんですよね。そこで見つかったものが自分を構成する核に近いものだったりすることも多いような気がします。さすがに知り合いに聞いてもらうのは恥ずかしかったので、自分を相手にひたすらインタビューをしていました。
ここで1番大事にしていたのが、「就活を意識せず、自分の人生について話す」こと。
特定の業界や企業に特化したインタビューをしてしまうと、どうしても誰かに聞かせるための言葉が入ってきてしまいます。また回答の方向性が定まってしまうぶん、意外な気づきも得られにくくなるんじゃないかな…と。
とっ散らかってもいいので、自分をより深く知るためだと思ってやってみるのがちょうどいいような気がします。芯が定まっていれば、面接用の回答は比較的容易に準備できるので。
あと当時の気持ちを残しておくと、いざ働き出してから自分の夢や目標が分からなくなってしまった時にも道標になってくれます。私はwordに書き起こしたものを保存してあるのですが、忙しくて辞めたくなる時や、逆にどうしてこの仕事をしているのか分からなくなってしまった時に、定期的に読み返しています。
やっぱり核になる気持ちは変わっていないので、改めて気を引き締めて頑張ろうと思えるきっかけになっています。セルフインタビュー自体が普通に楽しかったので、何をやるべきか迷った時は全力でおすすめします!!
あとは面接当日、尊敬する推したちの威を借りるつもりで彼らの振る舞いを意識しながら臨んでいました。もちろん自分のことをアピールする場ではありますが、「どうすれば相手に会話を楽しいと思ってもらえるだろう?」という点は忘れないようにしていました。これは前半の民間企業面接で惨敗した経験からたどり着いたスタンスです。
やっぱり整いすぎている話って引っかかりがなくて、興味を惹けないんじゃないかと思います。個性が見えにくいというか…。もちろん個性的過ぎるのもそれはそれで…なのかもしれませんが、印象に残らないというのはそれ以上にまずいです。
最初はそれが理解できていなくて、全戦全敗、全く手応えのない面接を繰り返していました。
そんな時に改めてライブMCや冠番組を見返していて、どんなに小さなトークテーマでも個性やキャラクターを出しつつ、その場を盛り上げる彼らの話術に引きつけられたことが、その後の転機になりました。
別に大それたことを言わなくても、自分の価値観や大切にしている想い、キャラクターが伝わるように会話をすればいいんだと気づいてから、面接がかなり気楽になった記憶があります。
これは今になったから思うことですが、結局面接に通るか通らないかを決めるのは印象なんじゃないかと思います。そしてそれは受験者側にとっても悪い話じゃないです。話す内容よりもその企業の雰囲気に合うかどうかを見る方が、のちのちお互いのためになると思うので…。
合う合わないは別に誰のせいでもないので、会話の中で自分の想いに共感してもらえるか、自分のキャラクターに興味を持ってもらえるかを、お互いに判断する場だと思って行くのがちょうどいいのかもしれません。
*就活記録
説明会 5社
本選考 10社、機関
試験 4機関
さいごに
こうして夏には全機関の結果が出揃い、長い就活に幕を下ろしました。
紆余曲折ありましたが、結果的には今の仕事で本当によかったと思っています。4年の時に見つけた目標も叶えることができて、たまに迷うこともえるものの、概ね充実した生活を送ることができています。欠かさず現場にも行けてるし。
当時はひとつひとつの結果に一喜一憂して不安なまま夜を明かしたこともありましたが、今考えるとどこに就職するかより、自分が何を大切にしたいのかを見つけられるかどうかの方が重要だったんじゃないかなと思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
以上、ジャニオタ就活生の備忘録でした。